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下痢 腹痛と東洋医学


下痢や腹痛も東洋医学での治療を考えることができます。
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東洋医学では患者さまが訴える症状にたいして病証というものを考えます。
症状の原因というとひらたくなってしまいますが、
どうしてその症状が現れたのかというよりは、
症状が現れたときの体はどんな状態かと考えます。
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病証を決めるためには
陰陽論
五行論
蔵象学説
経絡学説
などの理論を組み合わせて
まるで呪文のような病証を立てていきます。
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東洋医学は難しそうに感じますが、
考えようにはとってもシンプルだと思っています。
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体が健康な状態とはバランスが取れた状態です。
食事の栄養バランスを考えるのと一緒で
気・血・津という3つの量とバランスが整い、
陰・陽のバランス
寒・熱のバランスがとれていること。
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下痢の場合でいえば、
冷えると下痢になるという印象があると思います。
これは寒熱のバランスが崩れたということです。
この「冷え」はどこから来たかを考えます。
陰陽論を考えれば、
陰は体を冷やす作用、陽は体を温める作用。
陰が勝って陽が減った「陽虚」で下痢の症状を起こすことがあります。
五行論で考えると
木・火・土・金・水とう五つの性質のうち、
水が強まり火を抑えた
もしくは土が弱まり水が栄えた
などと考えます。
ちなみに、火は体温の上昇などに関係し、
水は体温を抑えたり、細胞を潤す作用を
土は育み、受け入れる作用があります。
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ブログにすると複雑怪奇な内容のためこれ以上は控えますが、
人間も自然の一部であるという基本的な考えのもと
どうしてその症状が起こったのかを考えていきます。
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「下痢」という症状でご来院された場合、
日常のこともうかがいながら、証を考えそれに沿った施術内容、生活指導を行います。
同じ下痢でも人によって証が変わるので、
東洋医学が「オーダーメイド」と呼ばれるのはそういったところからです。
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少しぐだぐだした内容となりましたが、
東洋医学は難しいと思われがちですが、
内容がわかるとごくごくシンプルなものです。
お困りの症状をシンプルに解決する方法が東洋医学で見つかる可能性もあります。
なかなか改善しない症状などありましたらぜひ一度ご相談にいらしてください。
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★★2024年5月の営業★★
定休日 水曜
5日 おやすみ

そのほか、祝祭日の営業は前日までのお問い合わせ次第で変更になる場合がございます。
当日は、営業時間内でもお休みをいただく場合がございますので、前日までにお問い合わせください。
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